2012年を振り返ると、世界経済は数多くの試練に直面し、企業を取り巻く環境は各社にとって危機でもあるとともに、チャンスでもあります。国際的な競争力を維持するために、多くの企業は地域を越えたグローバルな業務の統合、サプライ・チェーンの再編を遂行することにより、経営管理上、並びに税務戦略上の効率化を図ってきました。
複雑且つ多様化しているビジネス活動に対して、中国の税務当局は一層租税回避防止に力を注いでおり、とりわけ移転価格税制については、中国は世界で最も執行が厳しい国の一つとされております。2009年に現行中国移転価格税制執行の包括的な実務ガイドラインである「特別納税調整実施弁法(試行)」が公布されて以来、移転価格関連の重要通達が次々と公布されており、制度面においてもかなり整備が進んでいます。さらに、中国税務当局は、単一機能企業、ロケーションセービング、マーケットプレミアムといった、中国納税者の移転価格管理を困難にし得る概念を積極的に適用しています。
今般、中国における最新の移転価格動向、及び移転価格調査時の税務当局の着眼点、並びにタックスプランニングに関する最新のトピックをご紹介するために、KPMGの税務専門家によるセミナーを開催させて頂きます。今回のセミナーでは、事例の紹介等を通じて、新しい経営環境に直面している企業にとって、潜在的な移転価格リスクを効率的に管理すると同時に、如何に合理的なタックスプランニングを通じて実効税率の低減化を図っていくかについて検討させていただきます。具体的には、以下の内容を中心に解説致します。
• 中国における租税回避防止の最新動向
• 事例紹介を通じて中国における日系企業が抱える日中間の移転価格問題を解説し、それに対する中国税務当局の一般的な見解の紹介
• 研究開発活動に関する税収優遇措置及び研究開発機能の調整、株式譲渡に関するバリュエーション等、新しい経済情勢の下での移転価格に関連する注意事項
• 日本における移転価格に関連する税制改正の概況、及び中国における日系企業に与える影響の検討
ご多忙な折とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご出席賜りますよう、お願い申し上げます。
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