日系企業にご留意頂きたいテーマの第一回として中国個人所得税を取り上げました。個人所得税は一般的に複雑な領域ではないものと考えられています。また、日系企業の多くでは個人所得税は会社がこれを負担する(日本給与ネット保証)場合があり、そのため、企業所得税や各種間接税に比べ、個人所得税のコンプライアンスに対して現地責任者の関心が向けられる機会は限られているように見受けられます。
日系企業の多くは、個人所得税申告作業を企業内若しくは、外部専門家(主に現地ローカル会計事務所)に依頼していますが、企業内で行う場合に限らず、現地会計事務所に依頼する場合であっても、近年、個人所得税の計算誤りが散見されてます。これらの問題点は、複雑化する改正情報等のアップデートが出来ていない場合や、本社との意思疎通が充分に取れていないことに起因しているものと思料します。
個人所得税の申告漏れは、一月当たりの金額は大きくありませんが数年分累積すると、遅延利息やペナルティを含めて非常に巨額になる場合があります。
今回のセミナーでは、基本的な個人所得税の仕組みをご説明すると共に、日系企業が陥る典型的な誤りの事例をご紹介します。今回のセミナーにより、皆様の中国個人所得税に対する総合的な理解を深めて頂くと共に、皆様の今後の注意点の整理や、計算ミスの早期発見及び改善の一助となれば幸いです。